
村上宗隆選手のように打ちたい・・・

村上選手のバッティングは188cmの体格だからこそできている部分もありますが、理論を追ってすぐにマネする事はできますよ。
マネをすることで守備の良さにもつながってきます。
フォームとタイミング
まず村上選手の構えはピッチャー側の腕を引いているのが特徴です。
ピッチャーのリリースに合わせて腕を引くのではなく、最初から腕を引いているので、あとは打つだけという状態にしています。
だから、いろんな球に対応しやすくなっています。
この特徴的なフォームに合わせて、軸足に体重を乗せた小さなステップでタイミングを取っています。
打つ時のステップが大きすぎるとバランスが崩れます。
村上選手のように小さなステップで、打球方向に体重移動してみましょう。
スイングパワーの強化
村上選手特徴はなんと言っても爆発力です。
あの打球速度は下半身と体幹の力によるものが大きく、村上選手自身も過去のインタビューで、ウエイトトレーニングの重要性について語っています。
あなたが中学・高校で野球をやっている最中でしたら、体の成長過程で間違ったフォームでトレーニングをすると筋肉やスジを痛める可能性があるので、顧問の先生や体育の先生に適切なやり方を教わってくださいね。
ただ、バッティングセンターでもパワフルなスイングを磨くことはできます。
力みすぎず、村上選手のようにコンパクトなスイング軌道を意識(バットが体から離れすぎない)してみましょう。
打ち分け
村上選手は、外角を流して内角を引っ張る技術を持ちます。
この技術もバッティングセンターで磨くことができます。
内角は左方向(右打者なら右方向)、外角は逆方向へ打ち分けをしてみてください。
村上の打席映像を参考に、ゾーンごとのバット角度を真似るのも大切です。
このように、バッティングセンターでもフォームとステップの再現や左右の打ち分けを試すことは可能です。
慣れている人はコンパクトなフルスイングを意識しながら打ち分けをしてみてください。

ちなみに村上選手の体格だからこそできている事はなんですか?

体格が良いので、パワーがあります。
ボクシングでいえばヘビー級、柔道なら100kg超級です。
パワーが強いほどバットに当てたときのボールの勢いは増すので、流し打ちでも大きな当たりになります。

ピッチャーからすると、やはり怖いバッターですね

ええそうです。
村上選手は身長が高いのでストライクゾーンが縦に長くなります。
その分、相対的にストライクゾーンの横幅が狭くなります。
ピッチャー目線だと、インコースもアウトコースも球にバットに当てられそうな気がしてプレッシャーになります。

1度、強い打者の気持ちでバッティングを試してみてください。
何をされたら嫌なのか?
外野はどこにポジションを取られたら不安になるのか?
といった相手の気持ちが分かって、対策ができるようになります。
バッティングセンターでいろいろな人の目線で打ってみると、守備の固さにもつながっていきますよ。