ピッチャーをやっていると、
「変化球を投げたい」
「カーブを覚えたい」
「スライダーを投げてみたい」
と思うことがあるかもしれません。

たしかに、変化球を投げられるとピッチングの幅は広がります。
しかし、変化球を覚える前に大切なのが、ストレートです。
ストレートがしっかり投げられるようになると、ピッチングの基本が安定します。
反対に、ストレートが安定しないまま変化球を覚えようとすると、フォームが崩れたり、コントロールが悪くなったりすることがあります。
今回は変化球を覚える前に必要なストレートの作り方を紹介します。
良いストレートとは?
良いストレートは、ただ速いボールではありません。
大切なのは、以下のことです。
・力まずに投げられる
・同じフォームで投げられる
・キャッチャーまで球威を失わずに強く届く
速いボールを投げようとして、力みすぎるとコントロールが悪くなることがあります。
まずは「速さ」よりも「しっかり狙ったところに投げる」ことを意識しましょう。
まずは握りを確認しよう
ストレートを投げる時は、人差し指と中指をボールの縫い目にかけます。
強く握りすぎると、腕に力が入りやすくなります。
ゆるすぎると、ボールが抜けやすくなります。
ボールを落とさないくらいに持って、指先でしっかり押し出すように投げてみましょう。
足の向きを確認しよう
コントロールが悪い時は、腕だけを直そうとしがちです。
でも、足の向きもとても大切です。
右投げなら左足。
左投げなら右足。
投げる時に、踏み出す足が投げたい方向を向いているか確認しましょう。
足が大きく横にズレると、ボールも横にズレやすくなります。
まずは、投げたい方向にまっすぐ踏み出すことを意識しましょう。
体が早く開かないようにしよう
投げる時に、体が早く横を向いたり、上半身だけで投げたりすると、ボールが抜けやすくなります。
高めにボールが浮く。
左右に大きく外れる。
投げ終わったあとに体が大きくくずれる。
このような時は、体の使い方がバラバラになっているかもしれません。
投げる時は、以下の3つを確認してみましょう。
・体を急に開かない
・投げ終わったあとにバランスを残す
腕だけで投げない
速いボールを投げたい時ほど、腕だけで投げようとしてしまいます。
でも、腕だけで投げると力みやすくなります。
強いストレートを投げるには、足、体、腕を使うことが大切です。
むずかしく考えなくても大丈夫です。
「投げたい方向に踏み出す」
「体を使って投げる」
「最後に指先で押し出す」
この流れを意識してみましょう。
ストラックアウトで練習してみよう
ストレートを良くするには、狙ったところに投げる練習が大切です。
ストラックアウトでは、まず真ん中を狙って投げてみましょう。
真ん中に投げられるようになったら、次は右、左、低めなど、コースを決めて投げます。
いきなり全部の的を狙う必要はありません。
・今は真ん中。
・今は低め。
・今は右側。
このように、テーマを1つだけ決めるて投げるのがオススメです。
変化球の前に確認したいこと
変化球を覚える前に、まずは次のことを確認しましょう。
・狙ったところに投げられる
・力まずに投げられる
・投げ終わったあとに体がくずれない
・肩やひじに痛みがない
これができるようになると、ピッチングの基本が安定します。
小学生や中学生のうちは、無理に変化球を投げようとせず、まずはストレートを大切にしましょう。
痛い時は投げない
投げている時に、肩やひじが痛い時は無理をしてはいけません。
「少し痛いけど大丈夫」
「試合が近いから投げる」
「もっと速くなりたいから投げる」
このように無理をすると、ケガにつながることがあります。
痛い時は、すぐに練習を止めて、監督・コーチに伝えましょう。
まとめ
変化球を覚える前に大切なのは、ストレートです。
良いストレートとは、ただ速いボールではありません。
・力まずに投げられる
・同じフォームで投げられる
・キャッチャーまで強く届く
このようなストレートを目指しましょう。
まずは、握り、足の向き、体のバランスを確認します。
ストラックアウトでは、いきなり全部の的を狙わず、まずは真ん中を狙って投げてみましょう。

変化球の前に、まずは自分のストレートをしっかり作ること。
それがピッチング上達の第一歩です。
